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2015.08.28

グローバル人材の育て方

AUTHOR :   関口 郁麻

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関口 郁麻
グローバル人材

グローバル人材とは

大手企業ではグローバル化が叫ばれ、中小企業でもグローバル化の波が押し寄せているとニュースなどで目にします。なかでも「グローバル人材を育成しなければならない」「海外拠点の現地化を進めなければならない」などが急務と言われていますが、そもそも「グローバル人材」というのは一体どんな人材なのでしょうか。

文部科学省の「グローバル人材の育成について」には、

「グローバル人材」に求められる要素として、語学力のみならず、相互理解や価値創造力、社会貢献意識など、さまざまな要素が想定されている。

とあります。つまり、グローバル人材とは語学力だけではなく、異文化の相手と円滑なコミュニケーションが取れ、ビジネスで求められるスキルが兼ね備わった人材のことです。

求められるのは語学力とコミュニケーション能力

異国の相手とコミュニケーションを取るうえで必須となるのは語学力です。最低限の語学力がないと、現地スタッフと意思の疎通を図れないため、業務遂行に支障が出てしまいます。これにプラスしてコミュニケーション能力も求められます。日本において日本語で、概念的、論理的に考え、相手に伝えることのできる能力が身についていないと、いくら語学力があっても、ビジネスにおけるコミュニケーションはうまくいきません。

英語が苦手な人は「日本語なら説明できる」と思っているかもしれませんが、「では日本語で説明してください」というと、日本語でも上手く答えられないケースがあります。つまり日本語力=英語力なのです。

しかも曖昧で情緒的な言葉で通用する日本とは異なり、外国では、論理的で明確な言葉で伝えないと相手には伝わりません。

では、どのような能力を持たせることでグローバル人材が育成できるのでしょうか。

 

異文化の理解が重要

グローバル人材を育成するのに語学力とは別に、コミュニケーション能力が必要とお話ししましたが、具体的には「異文化を理解する能力」と、「異文化とコミュニケーションが取れ、影響を与えられる能力」を伸ばすことがグローバル人材として活躍する人材になる要件です。

「異文化を理解する能力」を伸ばすには、自分がまず日本人であるというアイデンティティをしっかり持たせます。異国の相手とコミュニケーションを取るのに、自分の思い込みだけでは意思の疎通がとれません。日本の歴史や文化を知り、日本特有の習慣や考え方の背景を十分理解できれば、異文化も受け入れやすくなります。現に、グローバル人材の育成に力を入れている高等学校では、日本の文化を学習したうえで異国での習慣や作法で文化の違いを感じ、異文化への理解や関心を深める研修旅行があるといいます。

そして、もう一つが「異文化とコミュニケーションが取れ、影響を与えられる能力」です。

日本人同士であれば言葉に出さなくても「あうん」の呼吸で分かり合えますが、異文化の相手にはしっかりと噛み砕き、論理的に説明しなければ納得してもらえません。ロジカルに思考プロセスを組み立てることがコミュニケーションを取るうえで大切になります。これはビジネスでも必要です。

また、コミュニケーション能力ではありませんが、異国で働きたいという意欲、モチベーションを持っていることも重要です。せっかく海外赴任したのに、ホームシックで帰りたくなってしまってはもったいないです。

 

グローバル人材に必要な資質

では、実際にどんな人物がグローバル人材に向いているのでしょうか。

社内で育成していくにしても、残念ながら誰でも良いということではありません。グローバル人材に必要な資質については、打たれ強いメンタリティ、頑丈で持久力のある体力、現地に溶け込めるキャラクターであることなどが求められています。

異文化の相手は物事を非常にはっきりと言ってきます。これに屈するメンタルではそもそもビジネスにはなりません。また、特に暑い東南アジア、南アメリカなどでは体力消耗が激しいので体力も必要となってきます。さらに、ビジネスを遂行していくうえで必要なコミュニケーション能力とともに発揮される、現地に溶け込めるキャラクターです。現地の人たちから親しまれ、溶け込めればきっとビジネスもうまく行くことでしょう。

グローバル人材を育成していくにあたり、語学堪能、コミュニケーション能力抜群で、非常に能力の高い人でも、この3点が備わっていないとなかなか思うようにビジネスが進みません。個人個人の資質や海外赴任へのモチベーションも見ながら語学研修やビジネススキル向上の研修を行い、育成していく必要がありそうです。

 

参考サイト:

 

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