• グローバル人材
  • 脳科学が変えるリーダーシップのあり方とは?Googleの「マインドフル・メソッド」
INFORMATION
home

2016.08.08

脳科学が変えるリーダーシップのあり方とは?Googleの「マインドフル・メソッド」

AUTHOR :   川嶋 美紀子

1375
川嶋美紀子


脳科学の見地をリーダーシップに応用し、新しいリーダーシップのあり方を模索する動きが米国を中心に高まっています。Googleの社内研修から始まった「Search Inside Yourself(以下SIY)」が、その代表的な例です。このSIYとは、どのような研修なのでしょうか。

名だたる米大企業や名門ビジネススクールが採用するSIYとは?

SIYは、最新の脳科学に基づくリーダーシップ・パフォーマンス向上のプログラムです。「仕事ができること」と「自身の幸せ」は必ずしも結びつかないことに気づいたGoogle社員のチャディー・メン・タン氏によって、多忙を極めるマネージャーやエンジニアのパフォーマンスを高めるために開発されました。

SIYはGoogle社内で常に数百人が受講を待っているだけでなく、SAPやフォード、LinkedIn、UCバークレービジネススクールなどでも採用されるほどに広まっています。また、『ニューヨークタイムス』『エコノミスト』『ワイアード』『タイムス』などでも高く評価されています。

ビジネスとかけ離れた瞑想と内省の世界

SIYでは、ビジネスメソッドは学びません。「自己認識」「内省」「自己開示」などで自身の「エモーション(感情)」を見つめなおし、科学的アプローチで強化することにスポットがあてられます。

まずは、リーダーが瞑想や内省を通して「マインドフルネス(クリアな心の状態)」に到達することから始まります。そして、マインドフルネスを通し、以下の5つの要素に着目して「心の知能指数(エモーショナル・インテリジェンス)」を高めていきます。

  1. 自己認識
  2. 自己制御
  3. モチベーション
  4. 共感力
  5. コミュニケーション

なお、「エモーショナル・インテリジェンス」については、「グローバル人材はEQが高い?「エモーショナル・インテリジェンス」とは」をご参照ください。

心の知能指数を高めて「理想の組織」に近づく

ビジネスシーンにおいて、マインドフルネスはいかにその力を発揮するのでしょうか。

リーダー(または将来のリーダー)は、SIYメソッドで心の知能指数を高めることで、より活気に満ちたハイパフォーマンスな職場をつくりだせるといわれます。日本でSIYプログラムを提供している一般社団法人マインドフルリーダーシップでは、次のようなスキルや方法論を展開しています。

  • ハイパフォーマンスを実現するために、心の平静を保ち集中力を高める方法
  • 自身のハイパフォーマンス、創造力、モチベーションを維持し、自信とポジティブな姿勢を身に付ける方法
  • 仕事や人間関係によるストレスや問題とうまくつきあい自ら解決する、または修正・回復する能力を身に付ける方法
  • 自分の感情やエネルギーをコントロール・自己管理する方法
  • 他人への思いやりと見識を持ったコミュニケーションを通し、共感力を高める習慣づくり
  • チームの生産性を向上させるために、結束力と信頼を築く能力
  • 価値観とビジョンを明確にし、ポジティブな職場の空気をつくるためのスキル

リーダーや管理職に求められる資質やスキルについては、過去にも「部下の主体性を引き出すリーダーの資質「サーバントリーダーシップ」とは」や「管理職に求められる3つのスキル」で取り上げています。

マインドフルネスがビジネスを伸ばす時代に

ビジネスと人間心理という、これまでは切り離されて考えられることが多かった両者を深く結びつけ、最大の相乗効果を引き出そうとするのがSIYです。脳科学の裏づけをもとに人間心理をつきつめた結果を、ビジネスに応用していこうとする動きは、今後日本でも高まっていくでしょう。

こちらの記事も読まれています:

参考:

INFORMATION

BLOG CATEGORY

【無料】お役立ちeBook

SERVICE

PICK UP

クラウドキャンパス
模試トレ
BLOG(eラーニングや人材育成の情報満載!)
smp-menu