INFORMATION
home

2016.02.29

いまどきの新入社員をどう育てる?教育法と注意点

AUTHOR :   川嶋 美紀子

17718
川嶋美紀子

あなたの「当たり前」が新入社員には通用しない。そんなジェネレーションギャップを感じて、歯がゆい思いをしていませんか? 幅広い世代の社員を持つ企業が、必ずといっていいほど経験するのが、世代間の意識の“ずれ”からくるコミュニケーション問題です。会社の未来を担うこととなる新人を指導する中堅社員、経営層は、その職場内の世代ギャップを埋める必要があります。

いまどきの新入社員の世界観とは?

新社会人として入社する20代の若者は、いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれ、1987年から2004年生まれの若者を指します。この世代の新入社員を育てるには、まず彼らがどのような世界観を持っているかを知らなくてはいけません。以下に、ゆとり世代の意識の特徴を挙げてみましょう。

1. 成果は向こうからやってくる

さして努力をせずとも、楽をして成果を上げることを当たり前と思う傾向が強く、コツコツと努力を積んで成し遂げることや、すぐに結果の出ないものに対しては消極的です。

2. それは私の仕事じゃない

言われたことはできるけれど、指示がないと自分から動こうとしません。また、自主的な判断で行動することに慣れていません。

3. 信じるものは自分と周りの好きな人たち

仕事や会社はいくらでも変化する不安定なものとして、どちらかというと懐疑的な考えを持っています。それより、家族や友人との時間や自分のプライベートを大事にしています。

4. 自分磨きには余念なく……

仕事での積み上げには消極的ですが、とかく自分のこととなるとやる気が違います。不況の時代しか知らないこの世代は、会社に頼ることをせず、何が起きてもよいように自分磨きをすることが賢い生き方だと悟っています。転職を前提としたスキルアップに専念し、自分の成長にプラスにならないと判断するとやる気を失います。

5. 失敗するくらいならやらない方がマシ!

ゆとり教育によって、人格形成期に肯定され続けてきた彼らは、叱咤や否定の言葉に極度に免疫がなく、叱られるとすぐめげる傾向が強くあります。失敗をすることに慣れていないため、失敗に恐れや羞恥心を感じ、それがチャレンジへのブレーキとなっている可能性があります。

「ゆとり世代」社員の効果的な教育法と注意点

育った時代や環境が違えば、価値観が異なることは必然です。若い世代を指導する前にすべきことは、「彼らは自分と違う目で世界を見ている」「ギャップはあって当たり前」というマインドセットです。さらに、人材育成の場では、次のようなポイントを押さえましょう。

1. 業務の目的と意義を説明し、自分の役割や立場を自覚させる

「それぞれの業務が企業活動全体でどういう意味を持つか」「なぜこの指示に従うことが必要なのか」など、ひとつずつ目的と意義を説明することが大切です。こうすることで、自分の役割と立場がわかり、将来像が描けるようになるため、試練に直面しても踏ん張れば成果や目標達成につながることをおのずと理解できるようになります。

また、自分も業績に貢献できる一員であるとの自覚も生まれます。例えば、明確な目標を立て、その達成時期などをスキルマップ化し、チャレンジしやすくすることも効果的でしょう。

2. 「褒める」「考察する」のフィードバックをともに行う

戦力の土台となるチームの団結力や上司、部下としての信頼関係を築くためには、新入社員が学ぶ過程に付き添っていくことが大事です。メンター制度の採用や定期的な個人面談の設置を利用して、仕事を達成できた理由を見つけて褒める、できなかった理由を考察して次回へつなげるなど、フィードバックを一緒に行うことで自主性を育んでいきます。

3. 叱るときは客観的な理由を説明する

ゆとり世代に対して頭ごなしに怒鳴りつけるやり方は、学ぶ機会とやる気を奪うばかりで逆効果です。その失敗を指摘しないとなぜ業務に支障をきたすか、何がいけなかったのか客観的な説明が必要です。

世代同士が学びあえる環境を提供しよう

世代間ギャップに直面すると、「最近の若者は……」といった話に陥りがちですが、現状を改善するには、じっくり、ゆっくりと長期スパンで育てていく姿勢が大切です。多くの会社では、こうした世代間の問題は個人的な人間関係と見なされ、組織的な取り組みが行われることが少ないのが現状でしょう。

しかし、こうしたコミュニケーション問題は、業務の滞りやモチベーションの低下、離職などを招き、会社にとって不利益なばかりです。コミュニケーションスキルや心理学について学ぶ研修を提供するなど、世代同士が学びあえる機会を設けてみることも一考でしょう。

参照サイト:

INFORMATION

BLOG CATEGORY

【無料】お役立ちeBook

SERVICE

PICK UP

クラウドキャンパス
模試トレ
CPK
smp-menu