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2016.03.22

寝る前学習で仕事力をアップ!睡眠が記憶力を高める

AUTHOR :   川嶋 美紀子

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川嶋美紀子


キャリアアップのために資格取得に挑戦したり、スキル向上を目指して勉強に励もうとしたりするとき、仕事を抱える社会人にとっては学習時間の確保が難しいものです。しかし、仕事が忙しいからといって睡眠時間を削ってまで学習するのは実は逆効果。なぜなら、十分な睡眠こそが記憶力を大きくアップしてくれるからです。しかも寝る前の学習が一番効果的だといいます。

睡眠で記憶の定着率がアップ

睡眠が記憶力にいかによく作用するか、さらに、寝る直前の学習がどれだけ効率的かということは、これまでいくつもの大学の研究により証明されています。

例えば、米ノートルダム大学のジェシカ・ペイン博士の研究では、朝に学習したグループより、就寝前に学習したグループの方が、24時間後の記憶定着率がはるかに高いという報告がありました。

また、英エクセター大学による最近の研究によると、睡眠をとることで一度忘れたと思った記憶を呼び戻す能力が高くなるとの結果が出ています。被験者たちにある言葉を覚えてもらい、直後と12時間後と2回にわたってテストを行いました。

そして、テスト後も起きたままのグループ、すぐに就寝したグループに分けて、12時間後に再度テストしたところ、睡眠グループのほうが直後のテストで思い出せなかった言葉も思い出せた率が高かったのです。同研究を行なったニコラス・ドゥメイ博士は、「睡眠により、前に思い出せなかった記憶を呼び戻すチャンスがほぼ2倍にもなった」という結論を述べています。

睡眠時間を削るのは逆効果!

米ハーバード・ビジネススクールのスティックゴールド博士は、徹夜の詰め込みは、長期記憶として側頭葉に組み込まれないため、翌日、遅くとも2、3日後には消えてしまうとの研究発表をしています。また、人間が新しい知識や記憶を身につけるためには、覚えたその日に6時間以上眠ることが欠かせないそうです。それは、脳が睡眠中に記憶の分別、編集といった整理整頓をしているためです。

さらに、同氏によると記憶力に限らず、うまくできなかった作業も、睡眠を挟むことで翌日にはできるようになるとか。情報のインプットを前日に行い、寝ている間に情報が整理され、翌日には整理された情報をもとに作業も進むという具合です。似たようなことで、皆さんも企画やアイデアを出すのに煮詰まったときに、「ひと晩寝かせる」ことによって次の日には新しいよい考えが浮かんだ、という経験があるのではないでしょうか。

短時間の寝る前学習を習慣化して効率アップ!

さらに、脳は睡眠の直前に取り込んだ情報から処理していくことがわかっています。東京大学の池谷祐二准教授によれば、寝る前の1時間は「勉強のゴールデンアワー」とのこと。

例えば、毎日ベッドへ入る前に30分でも学習し、朝の出勤時に復習することを習慣づけたほうが、一夜漬けや睡眠を削っての勉強より大きな成果が生まれるのです。寝る直前の短時間でもあってもコツコツと積み重ねる学習スタイルは、能率的な習得を可能とするため非常に合理的な学習法といえるでしょう。

忙しい人にピッタリ!時短と学習効率アップの効果がある「寝る前学習」

このように、時短と高い学習効率をもたらす寝る前学習は、忙しい現代人のライフスタイルにも合う方法といえます。最近、勉強しても頭になかなか入らず、記憶力に衰えを感じるという方は、睡眠と脳のコラボレーション効果をうまく活用できていないのかもしれません。ぜひ、短時間の寝る前学習を試してみてはいかがでしょうか?

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