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2015.11.16

新入社員研修のプログラムを考える

AUTHOR :   倉島 千雪

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倉島 千雪


公益財団法人日本生産性本部は、毎年、その年の新入社員を対象に意識調査を行い、特徴をユニークに言い表しています。それによると平成27年度の新入社員は「消せるボールペン型」。書き直しができる機能、つまり変化に対応できる柔軟性はあるのですが、熱を入れると色が消える、これは指導すると個性が消えてしまうからだそうです。

特徴に合わせて毎年新入社員の研修内容を考える必要はありませんが、プログラムを考えるうえでヒントになりますよね。

しかし一人前の社会人には「○○型」などの特徴はありません。持ち合わせなければならないのは、指導すると消えてしまう個性ではなく、社会人としての自覚と責任感です。採用した企業は学生を、新入社員研修を経て、社会人に育てる必要があります。そのための研修プログラムを考えてみましょう。

新人には社会人としての基本から

まず新入社員に知ってほしいことは一人前の社会人としての知識や見識ですよね。「社会人としての常識」や「仕事の基本」と言われるものです。会社は学校とは違い、仕事をすることで報酬を得る場所なので、社会人・組織人としてふさわしい常識やマナー、コンプライアンス(法令遵守)を最初に身に付けさせることが必要です。

「ビジネスマナー」の習得

その一つが「ビジネスマナー」と呼ばれる社会人としての基本的なスキルです。身だしなみ、挨拶、電話応対、名刺交換などで、身についていて当たり前のマナーです。配属が決まり業務がスタートすると、なかなか研修の機会はありません。取引先への訪問などでは、新入社員であっても会社の顔となるので、まずマナー研修を行いましょう。

「ホウレンソウ」の徹底

もう一つ、「ホウレンソウ」と呼ばれる報告・連絡・相談は、社会人の義務として徹底させましょう。とくに「報告」は重要で、慣れないうちは初めからすべて話そうとして、要点がつかめない報告となります。「結論」から話し始めて経過、理由を報告させるよう徹底させることが必要です。

また、コンプライアンス(法令遵守)の重要性に関する研修を取り入れ、やってはいけないことを学ばせることもお勧めです。

基礎的なITスキル

次に新入社員に必要なのは「業務に必要なITスキル」です。ビジネスシーンではExcel、Word、PowerPointといったオフィスツールが使えることは必須です。部署によってはExcel、Wordを多用するでしょうし、営業部ではPowerPointを使ったプレゼンテーションができなくては話になりません。

また、メールにもマナーはあります。件名や文面の書式も大切ですが、最も気にかけなくてはならないことは、「その用件はメールでよいのか」ということと、「宛先は間違えていないか」です。例えば、謝罪をメールで済ませることは社会人としては許されませんし、toとcc、bccの使い分けを知らなければ、インシデント発生の原因になります。

学生時代とは何もかも違うことを学ばせましょう。

現場のニーズを優先する

多くの研修は座学形式で行われますが、配属先で実践しながら学ぶOJTを取り入れるのもよいでしょう。もちろん新入社員研修のあとにOJTを取り入れている企業も多いでしょうが、きちんと機能しているか、新入社員が疑問や疎外感を感じていないか見直してみてください。

部署により要求されるスキルは異なりますし、少しでも早く部署に慣れ、チームワークやコミュニケーションの取り方を学んだほうが早く成長することもあります。

現場で学べることには、仕事の指示の受け方、メモの取り方、タイムマネジメント、コスト意識、1日の業務の流れなどがあります。しかし最も学ばなくてはならないのは、これから働く職場の雰囲気であったり、先輩や上司の仕事ぶりなどの自社の文化でしょう。帰属意識が高まり組織の一員であることを自覚させ、組織に貢献することで報酬を得ているという認識が強まります。

社会人・組織人としての基本的な常識やマナーを身につけながら、実践で業務を学ぶ。これを軸にし、自社に必要・不要な新入社員研修のプログラムを検討し、社会人としての自覚と責任のある社会人を育ててください。

参照サイト:

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